森本繁生のEC道 | 経営者会報 (社長ブログ)
日本のネットショップを縁の繋がりで元気にする!
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慶應義塾大学病院の11階から見た新宿。
今日は弊社OSMCのある会員様のお見舞いで
慶應義塾大学病院に行ってきました。
11階のレストランはホテルのサービスが入っていて
病院とは思えない快適さ。東京がよく見渡せて桜も綺麗。
昔の病院のイメージはどんどん塗り替えられていきます。
お見舞いした方は癌の手術をして懸命のリハビリをしている方。
抗ガン剤治療が一段落して、そろそろ仕事の復帰を
視野に入れることができ、私も少しばかり安堵しています。
復帰に向けて、その方はご自身の闘病体験に基づいた
素晴らしいECショップ運営案をお持ちでした。
プランをお聞きした時点で半分は成功したと感じました。
何故なら動機がとても強い。
「自分が不便だったから、必ず困っている人がたくさんいるはず!」
というその人しか持てない大きなエネルギーが、
プランを強烈に推進するであろうことが容易に感じられました。
あとの半分の課題は、やはり商材。
「システムよりも何よりも、まず商材確保に走るべき!」
とご意見を申し上げました。
ご自身の体験でも不満に感じていたのは
・まず癌の人の要望を満たした商品が見つからないこと
・やっとの思いで1つ見つけたけど、品揃えがないこと
ここをオリジナル商材で揃えられれば、
もう他にはなかなか真似できないビジネスになります。
早速、弊社ネットワークで製造をやっておられる方を探して
協力することにしました。
今回の闘病が大いなる前進のきっかけになることを
心からお祈りしております!
ホテルでお気に入りを聴きながらブログを書く時間が大切です。
最近の私のテーマソングは、テレビ「ガイアの夜明け」の
オープニングテーマ「鼓動」と、エンディングテーマ「夜空の花」。
これらの曲を聴くと勇気と希望が沸いてきます。
映画「マトリックス」では、
「希望は人類の最大の強さの源であり、最大の弱さの源だ」
という台詞がありました。
確かに最大の弱さになることもあるかも知れません。
しかし、希望は他の動物やロボットが最も持つのが難しい
感情であるということもできるかも知れません。
希望を持って生きるからこそ人間、ということでしょう!
ウォーキングコースにある「雨乞い蛙」を見て毎回ホッとします。
5年程に及ぶ海外半移住生活を経て、日本に戻った私はこう思いました。
人はまだ見ぬ世界を見たいと思う。
人は外の世界や自分の内の世界に旅をする。
いろんな人との繋がりを求めて旅をする。
しかし最後には自分のふるさとに戻る。
常に自分のふるさとが頭のどこかに住みついている。
ふるさとで食べたソウルフードのうまさは否定しようもない。
落ち着くのは長年住んだふるさとの家。
人は、安心して帰れるホームを求めている。
それならば、多くの人をふるさとを作れたら面白いのではないか。
楽しくてやりがいのある大きな仕事になるのではないか。
私の仕事は、ECショップのふるさとを作ればいいのではないか。
まだ仮説ですが、実際にふるさとマーケティングを
行っている方が多く目にはいるようになりました。
何回かに分けて事例や考え方を紹介していきたいと思います。
ECショップのふるさとになりたいOSMC
ホテル ザ・ビー大津 の朝食バイキングはフレンドリーでまた行きたくなりました。
「昔のラーメン店はうまいだけでよかったけど、
今は店の雰囲気とサービスがよくないと繁盛しない」
と、カリスマラーメンライターがテレビで言っていました。
私も最近は店を選ぶ基準は「雰囲気」、
もっと言うと「気」で選ぶようになってきました。
安くても高くても、分相応にお客様に価値を提供しようとする「気」。
ゴージャスならいいってわけではありません。
お客様とコミュニケーションを取ろうとする「気」。
例え自動販売機であっても進化しようとする「気」がある機械は違います。
集まるお客様が作る「気」。
そこが好きだから、心地よいからと言う気が溢れているかどうか。
ホテルによく泊まりますが、室内が広いとか綺麗とかは
もちろん重要な要素ですが、ホテルのスタッフと気持ちよい
挨拶と会話ができたところにまた泊まりたいと思うようになってきました。
ホテルJALシティ羽田の空港送迎バスの運転手さんは楽しく話す人でした。
テクノロジーが急激に発達した今、押しつけがましくない、
人の暖かい「気」を漂わせるサービスが安心感と信頼感を生みます。
人の「気」・・・あ、だから人気と言うのか。
通りかかっただけで「そそって、覚える」外観。
かつて、ページ作りをするためによく京都の街並みを歩いていました。
ウェブサイトは世界に開いていますが、自分の来て欲しいお客様に
来ていただくにはどうすればいいだろう?と考えると、
一見さんお断りの店が多い京都の実店舗の店構えと運営は
大変参考になりました。
今は広く門戸を開いたビギナーコースへの集客を考えていますので、
賑わっている実店舗を見て回ることが多いです。
前回、心斎橋のアップルストアを紹介しましたが、
その帰りにランチは。。。と思って立ち寄ったのが
前々から気にかかっていたこの「紅虎軒」。
調べると、やはり今話題の「際コーポレーション」中島武氏の店でした。
一押し商品「餃子」の看板の位置と、左右の麺類の8つの看板の
「意味は分からないが何かうまそうな漢字」の並べ方。
また、集客商品の黒板のランチメニューと、
小さなサムネイル画像の「商品ありそうだ感」。
繁盛している実店舗の造りは、繁盛しているECのページ作りと同じです。
これからページを作る人は、ネットばっかり見ていないで
是非街に繰り出すことをおすすめします。
流行っている実店舗を再現する方が、ノウハウの浸透しきった
整理されすぎたページを作るよりもよほど売れます!
スジ肉の春キャベツ炒め。
北京料理にキムチが置いてある?と思うけども、これも結構うまい。
こだわらずに日本人の舌に合う物を並べている感じ。
ここのウリ、鉄鍋棒餃子。
品揃え感が印象に残っているので、また別のメニューも食べに行きたいと思います。
高知空港で見かけた看板。大阪人には???
看板はメッセージを伝えるものであるはずですが、
時として理解不能な看板の方が印象に残る場合があります。
この「たっすいがは、いかん!」の看板は土佐弁らしいですが
県外の人には恐らく理解不能。
私は写真を持ち帰ってタクシーの運転手さんや
弊社の会員の皆さんに意味をお聞きしました。
そうして覚えた言葉の看板は、恐らく一生忘れないものとなります。
何という宣伝効果。
謎めいたのを狙いすぎてもいけませんが、
ここぞと言う時にはネットでも応用してみたい広告方法ですね。
昔、まぐまぐが新幹線の沿線にQRコード(携帯読み取り用バーコード)
の看板を立てて「未だかつて誰も読み取りに成功していない看板」(笑)
として有名になっていたのを思い出しました。
言葉が分からない時に仕事仲間が行うのはまず「Google検索」でした。
それほど我々はGoogleに記憶も意味づけも依存しているってことですね。
暴風の東京から高知へ飛ぶと、抜けるような快晴!
高知はネットショップが熱い県です。
本日は古本販売「アーカムブックス」の
畠中社長をお招きしてお話ししていただきました。
畠中さん熱演中
人材を全てマンガ好きだけで揃えているというほどマンガ好きのなので
思考方法もマンガのように既成概念の枠を逸脱しています(笑)
セミナーは独演予定だったのですが、急に私とのトークセッションに
切り替えてなおかつネットで中継を始めたり、実店舗では
会員のための「1日立ち読みデー」などのイベント開催したり
とにかく話せば話すほど面白い若き社長です。
古本のネット販売ってすぐに参入できそうに思ってしまうのですが、
「売れる古本」を仕入れるための事前情報力や
バラバラに毎日ユーザーから買い取って何十万冊ある在庫を
瞬時に全巻セットにしてしまうデータベース構築などを拝見すると、
これは安易に参入しても勝てないわ、と思ってしまいます。
古本はアマゾンでも買えますが、全巻セットは買えませんからね。
倉庫を拡大して建設中!ということですので
今後の大きな伸びに注目の会社です。
残念ながらカツオのタタキを撮り忘れました。。。
大阪では110名、東京では70名の盛況でした。
本日は東京でやずやグループ「未来館」の西野博道様にお越し頂き
「やずや式通販ビジネス戦略」として2時間半の講演を
行っていただきました。
今後ECが成熟していく中で重要なのが、
リピーターの満足度を向上させて「離脱」を食い止めること。
そのためのデータベースマーケティングの考え方を
解説していただきました。
ネットの利点は「お客様の履歴が全て残っている」ことであるにもかかわらず、
そのデータを全然整理していないことに多くのECショップが大反省でした。
きちんとデータを整理、蓄積、検証しておれば。。。
やずやさんのように「現状から1年先の売上を予測」
することが可能なのです。
それは選挙の当確を出すのと同じ方法とおっしゃいます。
97%は当たるのです。
そうすると。。。自信を持って投資を行うことができます。
ここが今のECショップのツボだと私は考えます。
ECにお金がかかると言われて久しいですが
リターンがあるかどうかを読めなくて投資を躊躇しているのが
現在の多くのECショップの現状だからです。
帰りの電車でご一緒した西野様に
「何故、ここまでノウハウをお教えいただけるのですか?」
というみんなの疑問を代表してお聞きしてみました。
「やずやの創業者(矢頭宣男氏)がすずめの学校というのをやっていて、
通販をする人に役立ちたいと思っていたが、途中で亡くなってしまった。
私はその意志を引き継いで、天国に行くことが出来たら社長に
よく頑張ったと褒められたいと思っています。」
私は電車の中で涙が出ました。
まだまだ私の力は小さいながらも、
同じ意志を持って役立つ仕事をしようと強く感じることができました。
西野様、本当にありがとうございました。
今日の「うりうり教習所」で優秀実践者を表彰するコンベンション。
基調講演をさせていただき、久しぶりに三石玲子さんのページを紹介しました。
M&M研究所
http://www.m-m.co.jp/
三石さんは評論家として消費者視点から常に切れ味鋭い言葉で
ECを批評されながらも、
ECショップさん達には深い愛情をお持ちの方で
多くの創生期のショップさんの憧れの存在でした。
弊社でも一度講演を行っていただいたことがありますし、
静岡で日本経済新聞の講演でご一緒したのも良い思い出です。
2003年にお亡くなりになった時には大きな喪失感がありました。
また、私がネットビジネスで初めてお会いした別の方も同時期に亡くなり、
「私はこのまま同じように仕事していると、同じ結果になるかも」と
強制的に半年日本から離れる生活を始めたきっかけでもありました。
三石さんが亡くなったときにある方から
弊社で追悼イベントやらないの?と言われましたが
何回か三石さんにお会いしている私は
皆さんがイベントで盛り上がる中で三石さんの精神が
置いて行かれそうな気がしてやりませんでした。
その時、3年経ったらまた三石さんが取り上げられるときが
来るだろうと言っていました。
5年経った今、ようやく多くのショップさんが
三石さんのおっしゃったことを理解する時が来たように思います。
今でこそ実行しようと意識されてきた
「ライフタイムバリュー」「One to One」の概念。
この1997年の記事に、既にもっと先を行ったことが書かれています。
One to Oneとは何か
http://www.m-m.co.jp/report/report_C207.html
改めてここに戻って読み返してみたいと思います。
ECに大きな指針を今も残してくれている三石さんに感謝いたします。
圧倒的な存在感のあるアップルストア。
Mac使いの私は心斎橋に行くと必ずアップルストアに足を運びます。
アップルストアに行くと考えさせられます。
何故って、これだけ一等地を贅沢に使っているショップは
なかなかないからです。
店内は商品は少しで通路ばかり。
通常、家電量販店には所狭しと商品が並べられており、
各機種を1台づつで全てを比較できるようになっていますが
アップルストアは広々と歩ける通路で、
しかも一つの島に同じ商品が何台も並べられています。
品数が少ないと言えばその通りでしょうが、
それでしたらもっと小さい店でもいいのでは?とも思うのですが
アップルは恐らくこのショップ自体で売上を上げるということは
考えていないのでしょうね。売上はこの店をきっかけにECで立てるのでしょう。
ここで提供しているのは「体験」。
話題の世界一の薄いノートパソコン「MacBook Air」も
iPod Touch もいつ行っても思う存分体験できます。
しかしここで購入して重い荷物をわざわざ持ち帰る確率は高くなく、
帰ったらネットのアップルストアで各種付属品を揃えながら
自宅に届くのを待つことが多いです。
今後、ネットで買われることを前提にした
実店舗作りが進んで行くのではないか。。。
ということを、アップルストアは考えさせてくれます。
また、実店舗で買われることを前提としたネット店も
多数出てきそうな気配を感じます。
ネットでの売上いくら? っていう話が
あまり意味がなくなることも増えるのでしょうか。
OSMCはECから広がる事業の可能性を研究しつくしたいと考えます。
2008年03月27日(木)更新
強い動機と真似できない商材
慶應義塾大学病院の11階から見た新宿。
今日は弊社OSMCのある会員様のお見舞いで
慶應義塾大学病院に行ってきました。
11階のレストランはホテルのサービスが入っていて
病院とは思えない快適さ。東京がよく見渡せて桜も綺麗。
昔の病院のイメージはどんどん塗り替えられていきます。
お見舞いした方は癌の手術をして懸命のリハビリをしている方。
抗ガン剤治療が一段落して、そろそろ仕事の復帰を
視野に入れることができ、私も少しばかり安堵しています。
復帰に向けて、その方はご自身の闘病体験に基づいた
素晴らしいECショップ運営案をお持ちでした。
プランをお聞きした時点で半分は成功したと感じました。
何故なら動機がとても強い。
「自分が不便だったから、必ず困っている人がたくさんいるはず!」
というその人しか持てない大きなエネルギーが、
プランを強烈に推進するであろうことが容易に感じられました。
あとの半分の課題は、やはり商材。
「システムよりも何よりも、まず商材確保に走るべき!」
とご意見を申し上げました。
ご自身の体験でも不満に感じていたのは
・まず癌の人の要望を満たした商品が見つからないこと
・やっとの思いで1つ見つけたけど、品揃えがないこと
ここをオリジナル商材で揃えられれば、
もう他にはなかなか真似できないビジネスになります。
早速、弊社ネットワークで製造をやっておられる方を探して
協力することにしました。
今回の闘病が大いなる前進のきっかけになることを
心からお祈りしております!
2008年03月27日(木)更新
今日のBGM ガイアの夜明け ~鼓動~
ホテルでお気に入りを聴きながらブログを書く時間が大切です。
最近の私のテーマソングは、テレビ「ガイアの夜明け」の
オープニングテーマ「鼓動」と、エンディングテーマ「夜空の花」。
これらの曲を聴くと勇気と希望が沸いてきます。
映画「マトリックス」では、
「希望は人類の最大の強さの源であり、最大の弱さの源だ」
という台詞がありました。
確かに最大の弱さになることもあるかも知れません。
しかし、希望は他の動物やロボットが最も持つのが難しい
感情であるということもできるかも知れません。
希望を持って生きるからこそ人間、ということでしょう!
2008年03月25日(火)更新
仮説:ふるさとマーケティング (1)
ウォーキングコースにある「雨乞い蛙」を見て毎回ホッとします。
5年程に及ぶ海外半移住生活を経て、日本に戻った私はこう思いました。
人はまだ見ぬ世界を見たいと思う。
人は外の世界や自分の内の世界に旅をする。
いろんな人との繋がりを求めて旅をする。
しかし最後には自分のふるさとに戻る。
常に自分のふるさとが頭のどこかに住みついている。
ふるさとで食べたソウルフードのうまさは否定しようもない。
落ち着くのは長年住んだふるさとの家。
人は、安心して帰れるホームを求めている。
それならば、多くの人をふるさとを作れたら面白いのではないか。
楽しくてやりがいのある大きな仕事になるのではないか。
私の仕事は、ECショップのふるさとを作ればいいのではないか。
まだ仮説ですが、実際にふるさとマーケティングを
行っている方が多く目にはいるようになりました。
何回かに分けて事例や考え方を紹介していきたいと思います。
ECショップのふるさとになりたいOSMC
2008年03月24日(月)更新
近頃、店を「気」で選ぶ
ホテル ザ・ビー大津 の朝食バイキングはフレンドリーでまた行きたくなりました。
「昔のラーメン店はうまいだけでよかったけど、
今は店の雰囲気とサービスがよくないと繁盛しない」
と、カリスマラーメンライターがテレビで言っていました。
私も最近は店を選ぶ基準は「雰囲気」、
もっと言うと「気」で選ぶようになってきました。
安くても高くても、分相応にお客様に価値を提供しようとする「気」。
ゴージャスならいいってわけではありません。
お客様とコミュニケーションを取ろうとする「気」。
例え自動販売機であっても進化しようとする「気」がある機械は違います。
集まるお客様が作る「気」。
そこが好きだから、心地よいからと言う気が溢れているかどうか。
ホテルによく泊まりますが、室内が広いとか綺麗とかは
もちろん重要な要素ですが、ホテルのスタッフと気持ちよい
挨拶と会話ができたところにまた泊まりたいと思うようになってきました。
ホテルJALシティ羽田の空港送迎バスの運転手さんは楽しく話す人でした。
テクノロジーが急激に発達した今、押しつけがましくない、
人の暖かい「気」を漂わせるサービスが安心感と信頼感を生みます。
人の「気」・・・あ、だから人気と言うのか。
2008年03月23日(日)更新
紅虎軒に学ぶページレイアウト
通りかかっただけで「そそって、覚える」外観。
かつて、ページ作りをするためによく京都の街並みを歩いていました。
ウェブサイトは世界に開いていますが、自分の来て欲しいお客様に
来ていただくにはどうすればいいだろう?と考えると、
一見さんお断りの店が多い京都の実店舗の店構えと運営は
大変参考になりました。
今は広く門戸を開いたビギナーコースへの集客を考えていますので、
賑わっている実店舗を見て回ることが多いです。
前回、心斎橋のアップルストアを紹介しましたが、
その帰りにランチは。。。と思って立ち寄ったのが
前々から気にかかっていたこの「紅虎軒」。
調べると、やはり今話題の「際コーポレーション」中島武氏の店でした。
一押し商品「餃子」の看板の位置と、左右の麺類の8つの看板の
「意味は分からないが何かうまそうな漢字」の並べ方。
また、集客商品の黒板のランチメニューと、
小さなサムネイル画像の「商品ありそうだ感」。
繁盛している実店舗の造りは、繁盛しているECのページ作りと同じです。
これからページを作る人は、ネットばっかり見ていないで
是非街に繰り出すことをおすすめします。
流行っている実店舗を再現する方が、ノウハウの浸透しきった
整理されすぎたページを作るよりもよほど売れます!
スジ肉の春キャベツ炒め。
北京料理にキムチが置いてある?と思うけども、これも結構うまい。
こだわらずに日本人の舌に合う物を並べている感じ。
ここのウリ、鉄鍋棒餃子。
品揃え感が印象に残っているので、また別のメニューも食べに行きたいと思います。
2008年03月22日(土)更新
謎めいた看板の広告効果
高知空港で見かけた看板。大阪人には???
看板はメッセージを伝えるものであるはずですが、
時として理解不能な看板の方が印象に残る場合があります。
この「たっすいがは、いかん!」の看板は土佐弁らしいですが
県外の人には恐らく理解不能。
私は写真を持ち帰ってタクシーの運転手さんや
弊社の会員の皆さんに意味をお聞きしました。
そうして覚えた言葉の看板は、恐らく一生忘れないものとなります。
何という宣伝効果。
謎めいたのを狙いすぎてもいけませんが、
ここぞと言う時にはネットでも応用してみたい広告方法ですね。
昔、まぐまぐが新幹線の沿線にQRコード(携帯読み取り用バーコード)
の看板を立てて「未だかつて誰も読み取りに成功していない看板」(笑)
として有名になっていたのを思い出しました。
言葉が分からない時に仕事仲間が行うのはまず「Google検索」でした。
それほど我々はGoogleに記憶も意味づけも依存しているってことですね。
2008年03月22日(土)更新
マンガの古本を売れる商品にするには?!
暴風の東京から高知へ飛ぶと、抜けるような快晴!
高知はネットショップが熱い県です。
本日は古本販売「アーカムブックス」の
畠中社長をお招きしてお話ししていただきました。
畠中さん熱演中
人材を全てマンガ好きだけで揃えているというほどマンガ好きのなので
思考方法もマンガのように既成概念の枠を逸脱しています(笑)
セミナーは独演予定だったのですが、急に私とのトークセッションに
切り替えてなおかつネットで中継を始めたり、実店舗では
会員のための「1日立ち読みデー」などのイベント開催したり
とにかく話せば話すほど面白い若き社長です。
古本のネット販売ってすぐに参入できそうに思ってしまうのですが、
「売れる古本」を仕入れるための事前情報力や
バラバラに毎日ユーザーから買い取って何十万冊ある在庫を
瞬時に全巻セットにしてしまうデータベース構築などを拝見すると、
これは安易に参入しても勝てないわ、と思ってしまいます。
古本はアマゾンでも買えますが、全巻セットは買えませんからね。
倉庫を拡大して建設中!ということですので
今後の大きな伸びに注目の会社です。
残念ながらカツオのタタキを撮り忘れました。。。
2008年03月21日(金)更新
電車の中での感動:「やずや式通販ビジネス戦略」
大阪では110名、東京では70名の盛況でした。
本日は東京でやずやグループ「未来館」の西野博道様にお越し頂き
「やずや式通販ビジネス戦略」として2時間半の講演を
行っていただきました。
今後ECが成熟していく中で重要なのが、
リピーターの満足度を向上させて「離脱」を食い止めること。
そのためのデータベースマーケティングの考え方を
解説していただきました。
ネットの利点は「お客様の履歴が全て残っている」ことであるにもかかわらず、
そのデータを全然整理していないことに多くのECショップが大反省でした。
きちんとデータを整理、蓄積、検証しておれば。。。
やずやさんのように「現状から1年先の売上を予測」
することが可能なのです。
それは選挙の当確を出すのと同じ方法とおっしゃいます。
97%は当たるのです。
そうすると。。。自信を持って投資を行うことができます。
ここが今のECショップのツボだと私は考えます。
ECにお金がかかると言われて久しいですが
リターンがあるかどうかを読めなくて投資を躊躇しているのが
現在の多くのECショップの現状だからです。
帰りの電車でご一緒した西野様に
「何故、ここまでノウハウをお教えいただけるのですか?」
というみんなの疑問を代表してお聞きしてみました。
「やずやの創業者(矢頭宣男氏)がすずめの学校というのをやっていて、
通販をする人に役立ちたいと思っていたが、途中で亡くなってしまった。
私はその意志を引き継いで、天国に行くことが出来たら社長に
よく頑張ったと褒められたいと思っています。」
私は電車の中で涙が出ました。
まだまだ私の力は小さいながらも、
同じ意志を持って役立つ仕事をしようと強く感じることができました。
西野様、本当にありがとうございました。
2008年03月19日(水)更新
三石玲子さんを読み返す
今日の「うりうり教習所」で優秀実践者を表彰するコンベンション。
基調講演をさせていただき、久しぶりに三石玲子さんのページを紹介しました。
M&M研究所
http://www.m-m.co.jp/
三石さんは評論家として消費者視点から常に切れ味鋭い言葉で
ECを批評されながらも、
ECショップさん達には深い愛情をお持ちの方で
多くの創生期のショップさんの憧れの存在でした。
弊社でも一度講演を行っていただいたことがありますし、
静岡で日本経済新聞の講演でご一緒したのも良い思い出です。
2003年にお亡くなりになった時には大きな喪失感がありました。
また、私がネットビジネスで初めてお会いした別の方も同時期に亡くなり、
「私はこのまま同じように仕事していると、同じ結果になるかも」と
強制的に半年日本から離れる生活を始めたきっかけでもありました。
三石さんが亡くなったときにある方から
弊社で追悼イベントやらないの?と言われましたが
何回か三石さんにお会いしている私は
皆さんがイベントで盛り上がる中で三石さんの精神が
置いて行かれそうな気がしてやりませんでした。
その時、3年経ったらまた三石さんが取り上げられるときが
来るだろうと言っていました。
5年経った今、ようやく多くのショップさんが
三石さんのおっしゃったことを理解する時が来たように思います。
今でこそ実行しようと意識されてきた
「ライフタイムバリュー」「One to One」の概念。
この1997年の記事に、既にもっと先を行ったことが書かれています。
One to Oneとは何か
http://www.m-m.co.jp/report/report_C207.html
改めてここに戻って読み返してみたいと思います。
ECに大きな指針を今も残してくれている三石さんに感謝いたします。
2008年03月18日(火)更新
実店舗からECを考える:アップルストア
圧倒的な存在感のあるアップルストア。
Mac使いの私は心斎橋に行くと必ずアップルストアに足を運びます。
アップルストアに行くと考えさせられます。
何故って、これだけ一等地を贅沢に使っているショップは
なかなかないからです。
店内は商品は少しで通路ばかり。
通常、家電量販店には所狭しと商品が並べられており、
各機種を1台づつで全てを比較できるようになっていますが
アップルストアは広々と歩ける通路で、
しかも一つの島に同じ商品が何台も並べられています。
品数が少ないと言えばその通りでしょうが、
それでしたらもっと小さい店でもいいのでは?とも思うのですが
アップルは恐らくこのショップ自体で売上を上げるということは
考えていないのでしょうね。売上はこの店をきっかけにECで立てるのでしょう。
ここで提供しているのは「体験」。
話題の世界一の薄いノートパソコン「MacBook Air」も
iPod Touch もいつ行っても思う存分体験できます。
しかしここで購入して重い荷物をわざわざ持ち帰る確率は高くなく、
帰ったらネットのアップルストアで各種付属品を揃えながら
自宅に届くのを待つことが多いです。
今後、ネットで買われることを前提にした
実店舗作りが進んで行くのではないか。。。
ということを、アップルストアは考えさせてくれます。
また、実店舗で買われることを前提としたネット店も
多数出てきそうな気配を感じます。
ネットでの売上いくら? っていう話が
あまり意味がなくなることも増えるのでしょうか。
OSMCはECから広がる事業の可能性を研究しつくしたいと考えます。
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