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2008年07月19日(土)更新

「阿吽の呼吸」との戦い

先日の石原明氏のセミナーを受けて、受講者の「実践者会議」を行いました。


私は立場上、同じセミナーを複数回聞く機会があるのですが、
その内容をモノにするには絶対に最低2回、できれば3回聞く
必要があると常々思っています。

今回は石原さんに2回来ていただくわけにもいかないので、
復習と分からなかったところの教えあい、
そしてこれからやることの出し合いです。

同じセミナーでもいろんな聴き方があるもんですね!
やってみてよかったです。


実はこの中で最も多く出た言葉が「阿吽の呼吸」。


組織を運営していく時にすることは「文書文化づくり」
つまり社内の指示・連絡、ルールの文書化をする必要があるのですが、

有力なベテラン社員ほどそれを嫌い、阿吽の呼吸を求める。
できなければ怒るし文書化を面倒がって嫌がる、
という問題がたくさん出されました。

しかし、実際にマニュアルづくりなどをやっていくと、
実は阿吽の呼吸と思っていたものの多くは
「暗黙知」ではなくて「明快知」、
つまりはっきりと文書化・共有のできるルールが
ほとんどという体験談が出されました。


文書化出来た時に、自分にこんなにいいことが訪れるということを
社員の皆さんに明確に映像化してもらう必要がありそうですね。

阿吽の呼吸は決してなくならないし、人間生活に必要なことだと思います。
そして、日本人は阿吽の呼吸が大好きです。
組織化は阿吽の呼吸のマネージメント、という一面もあるのかも知れません。