大きくする 標準 小さくする
前ページ 次ページ

2011年01月04日(火)更新

理解は後、まずシンプルに成果。

在庫管理
社内で在庫を見ている人って、案外いない。


ネットショップでも昨今の時流において、
最も大切な「資金繰り」に直結する「在庫」が
経営者の意識に上る機会が多くなっています。

売れる商品がたくさんあり、売れない商品はないのが理想。
しかし現実には売れない商品の在庫ばかりある!

こんなネットショップの悩みを解決しようと、
最近では製造業に学ぶことが多くなっています。
そこで、ザ・ゴールで有名なTOC(制約理論)を
勉強することにしました。

私自身もTOCの講座を昨年受講しに行き、
これは今のネットショップに必要!と感じた私は
その場で講師のソフトパワー研究所の清水信博氏に
神戸での講座開催を交渉・依頼、1/15~16で
実現する運びになりました。


その清水氏から本日
「資料とTOCゲーム実習のルールを
現実経営にもっとすぐ使えるようにバージョンアップした」
とのご連絡を頂きました。

進化するTOCの即効性は目を見張るものがあり、
「最短では1週間で利益体質になり、実際利益が出た」ということも。
「理解は後で良い、まず成果。」ともおっしゃいます


清水氏は以前より、

「環境整備をすれば、実は少ない情報で経営判断ができる」

とおっしゃっています。
これを聞いて私は昨年の阪本啓一さん言葉を思い出しました。

「人はどこまで賢くならないといけないのか」

JALとか銀行とか大企業が倒産したのは、
経営者が「頭悪かった」からか?
いやいや、とても頭の良い人達だったはず。

しかし、考え抜いた後にシンプルな方針に
到達できなかったのが悲劇だったのかも知れない。


意識的にやっていることは、まだ血肉となっていない。
無意識にできることこそ実力。
シンプルになるために、今日も学び、精進。


7年前のバージョンアップ前のTOC講座内容の詳細なレポート
http://spken.cocolog-nifty.com/genkou/2005/07/toc_a87a.html

清水さんの講座:1/15~16 TOC(制約理論)神戸公開コース
http://ht.ly/3v3ZL


オンラインショップマスターズクラブのfacebookファンページができました!
http://www.facebook.com/osmcjp


2011年01月02日(日)更新

4年かかった「コンテンツを持ち歩く」予測

m2tv
iPhoneに簡単ダビングしたテレビ番組、これで移動中も好きな番組が観れます。


2007年1月、最初のiPhoneが発売された時、私は

・すぐにスマートフォンの時代が来る
・コンテンツを持ち歩く時代が来る

と感じて、アメリカまでまじめにiPhoneを買いに行くつもりでした。

いろいろ調べるとどうやっても日本では電話機能が
実用的ではないことがわかり、日本発売まで購入を
待つことになりました。。。

2008年7月、日本での初めてのiPhone発売日は
帯広に出張でしたので、空港に着くやいなや
タクシーに飛び乗り、7番の番号札をゲット。

表参道のソフトバンクショップの大混雑の様子を
ショップのテレビで同じく順番待ちのおじさんと見ながら、
「都会は大変やなあ」と笑い合っていたのを覚えています。


当時、勉強会でも「すぐにスマートフォンが来る」と言い、
Youtubeを見ながら「ユーザーコンテンツをテレビで見る
ようになる」と言っていましたが、2011年の今になって
ようやくそれが現実的・一般的になってきたと感じます。

まずApple TVの購入。Youtubeの面白い動画をお気に入りに
入れておけば、寝室のテレビで夫婦で楽しむことができます。
多くはペットや笑える動画ですね。

あと、AirPlayでiPhoneから出張時に撮影した画像や動画を
テレビに映して、全国各地で見てきたこと、体験してきた
ことを共有することができます。

また、大掃除の時に書斎の環境整備をしていると、
MacのUSB地デジチューナー「m2tv」が
iPhoneへのダビングを実現していることを知りました。

普段録画してはいるけどもなかなか自宅でゆっくり見れない
「ガイアの夜明け」「カンブリア宮殿」などのビジネス番組を
録画予約して、これからは手軽に移動中に見る予定です。

あ、知り合いがテレビに出ると聞いたら
Teamviewerの遠隔操作で録画予約も可能にしました。


4年かかってようやく2007年の勉強会で言っていたことが
実現されてきたわけですが、この状況に私は複雑な心境でした。

勉強会やセミナーで効果が出やすいのは「半歩先」を伝えること。
4年も先のことを予測したとしても、それを伝えることは
果たしてセミナーとして良かったのだろうか。

しかし、最近はこう考えるようになりました。

少人数に実践講座なら参加者のスキルに合わせて半歩先を
行くことが大事であるが、

多人数のステージがバラバラなセミナーで私が話す場合は、
やはり細々とした戦術ではなく、それらをやるかやらないかを
決定できる「大方針」を見い出すための先々の予測や
情報をお知らせする、と決めました。

昨年は経営学の勉強で多少ネットに遅れた部分がありますが
これからネットを見まくって、ショップの現場に行きまくって
特急で先に進んで行きますので、よろしくお願いします(^-^)

2011年01月01日(土)更新

ネットの3つのステージ 2011年 年頭のご挨拶

皆様


あけましておめでとうございます!
今年もまた大いなる可能性が開ける1年が始まりました。
皆様方お元気にお過ごしでしょうか。


昨年はほとんどの土日を経営の勉強に当てたこともあり
起業してから14年で最も時間の足りない年でした。
その修業も一段落し、心身ともに大きな生まれ変わりが
起こりそうな予感がしております。

2011年という年は私のとっては第二創業の年。
「インターネット」という大きな視点に立ってみても
第二ステージに来ると考えています。


1995年にインターネットに初めて触れて以来、
私は一貫してメールの署名に書いてきた言葉があります。

「一人でもインターネットやっててよかった!
と言っていただけるのが最大の喜びです」

これは、平凡なサラリーマンだった私が1通のメールから
多くの人と出会うことによって自分の可能性を拡大でき、

世界中の皆様方に支えられて生きている自身の経験を
一人でもたくさんの人に伝えたいという
変わらぬ気持ちを表現しております。

15年が過ぎた今、株式会社こきょうは改めて
今から述べますように50年先を見据えて、
「インターネットやってて良かった!と言う人を増やす」
を経営理念として事業を再構築していきます。


私は、インターネットは10年~15年単位で
次のような3つのステージで発展していくと考えています。

1.ネットで自分の可能性を最大化する
2.ネットで拡大した自分の可能性をリアルにフィードバック
3.ネットとリアルの調和

ネットを生業とする私は、幸いにして1の
「ネットで自分の可能性を最大化する」というステージを
誰よりも早く体験させていただいたと感謝しております。

ウェブ & メールで世界の素晴らしい方々と知り合い、
それをきっかけとして直接会いに行くことを続け、
15年前には想像もつかなかったネットワークを
築くことができました。


その後時代は流れ、ほとんどの人の手のひらにネットがある時代。
そしてブログやソーシャル・ネットワークの発展で
誰もが自分のウェブが手軽に持て、発信が容易になり
メール・メッセージが普通にやりとりされるようになりました。

誰でも一歩心を踏み出せば
「ネットで自分の可能性を拡大できる」環境が整い、
自分のコミュニティをも構築できるようになりました。


さて、第1ステージが一般的なものになってきた後
何が起こるのでしょうか。

ネットで時間と空間の制約を超えて拡大した自己の可能性は
リアルでの制約条件とのギャップを感じ始め、
リアルでも固定観念を脱して可能性を拡大しようとし始めます。

OSMCでも「ネットショップというのとはちょっと違ってきた」
「今年はリアルの方で頑張る」という声が聞かれるのは
そのような第2ステージが一般的に始まってきたと私は考えます。


だからと言ってネットを軽視するわけではありません。
ネットは「前提」「標準装備」となったのです。

リアルでのお客様やパートナーとの出会いを作る =
自己の可能性を広げる、そのためのきっかけ作りや
データを多くの人と蓄積する集合知やその共有において
やはりネットは大きな可能性を持っており、

さらにリアルで信頼関係を維持するにも
ネットはな重要な役割を担っています。


リアルに自分の可能性をフィードバックしはじめた人々は
今後10~15年間、ネット上だけでなく心理的にも物理的にも
どんどん「国境」「地域」「会社」などの枠組みを塗り替え始め、

人間ひとりひとりがどのようなネットワークを構築しているか
という「ネットワークマップ」が、地理上の地図と同じくらい
重要なものとなってくるでしょう。


一方、ネットショップ・ネットビジネスの世界では
お客様がネットでアクションを起こすまでの
「心理学・現象学」と

お客様がネットでアクションを起こした後の
「データを元にした再現可能な数学・科学」の
2方向で知識が体系付けられていくと考えます。

その第2ステージを過ぎた後はどうなるのでしょうか。

未来の予測ですからこれはあくまで私見ですが
人間はそれぞれ世界的に可能性を広げた
「ネットの世界」と「リアルの世界」の間の乖離を
調和させようとすると考えています。

ともすればネット、コンピューターに使われる、
ともすればネットから溢れ出る情報と戦うという
感覚を肥大させている人間が、
それらとうまく付き合う成熟した術を
常識や教育、そして文化として広げ始める。

ネットビジネスにおいても、心理学・現象学と数学・科学の
それぞれの境界を埋め、三位一体とする何かが求められてくる。

それは何かと言うと、平たく言うと最終的には
人間ひとりひとりの価値観・世界観、
もしくはそれらが集合して作る文化ではないかと思うのです。


しかし、それらを構築するには今はまだ
ネットの世界はまだあまりにも新しすぎ、
人類はまだそれを自分に中に受け入れきれていない。

世界がネットの可能性の拡大を一般的なものにするのに、
ネットに慣れるのに約15年かかった。

次のステージ、つまりネットを前提とした
リアルでの大きな人間の行動の変化に慣れるのも
15年ほどかかるでしょう。

そしてようやくネットとリアルが調和し始めた世代に
生まれた子供が成長していく頃、
つまり50年くらい後になるでしょうか、
そこで初めてネットが一般的なものになったと言えるでしょう。


確かにリアルがあってこそネットがある。
ネットをただのツールと見てしまうのは簡単。

しかし人間が実際に見ているもの、生きている世界は
もはやリアルよりもネットの方が多い人も増えている。
激動するリアルも、膨張するネットも、
すでに人間に取っては現実である。


このような50年先くらいのビジョンを持って私は改めて
「インターネットやってて良かった!という人を増やす」
ということに生涯取り組んでいこうと決めることができました。


2011年は昨年の修行を生かして、改めて
OSMCのサービスを始め、株式会社こきょうの事業を
「丁寧に」再構築していきたいと思います。

OSMC会員クローズドコミュニティの
「Facebookグループ支店」の活用など、
年明け早々から新たな試みが始まっていきます。

今年もネットでの可能性の拡大を忘れずに、
リアルで皆様方と会い続け、

インターネットやってて良かった!と
一人でも多くの人に言っていただけるように精進致します。


本年もどうぞよろしくお願いします。


2011年1月1日

株式会社こきょう 代表取締役
オンラインショップマスターズクラブ 会長
森本繁生

2010年09月08日(水)更新

上澤梅太郎商店 創業350年、常にチャレンジ。

上澤梅太郎商店さん


収穫の多かった日光レポートの続き。
「日光みそのたまり漬け」上澤梅太郎商店さんに
グルメミートワールド田村さんと共にお邪魔しました。


上澤梅太郎商店 看板


そもそも上澤さんとのご縁は葉山で初めてお会いした時に
「栃木のイベリコ豚のネット販売で超有名なネットショップと
 組んで、味噌汁を開発している」と仰ったのが始まり。

「それって、グルメミートワールドの田村さんですか?」
「そうですそうです!」

弊社勉強会OSMCの最古参の会員様とこんなところで繋がる。
早速田村さんに連絡取って、日光に行くことを伝えて
一緒に訪問させてもらいました。


上澤梅太郎商店 店内
整然とたまり漬けが並べられた店内は、試食もしやすい雰囲気(^-^)


レシピ
たまり漬けを初めて見る関西人には、レシピはありがたい。


ここの凄いところは、350年の伝統を守りながらも
常に新しい商品開発に取り組んでいること。

スペインの豚の脂身と日光の味噌汁と合わせるなど、
型にまったくハマらないアイデアを出されます。

田村さんにもわざわざ手紙を書いてアポイントを取ったとか。
伝統にあぐらをかかない謙虚な姿勢も失わない。

さらにネットではTwitterツイモール出店など
新しいものにも積極的にチャレンジ。ブログも毎日更新。


日光MG
上澤さん主催研修「日光MG」にも参加させていただきました。

上澤卓哉氏
社長の上澤卓哉氏は、大胆な行動力と繊細なお気遣いを合わせ持った方。


半年に1回、社員全員参加の日光MGも主催されて
スタッフとの共通言語の構築と
全員経営への教育にも力を入れる。

その結果、全ての商品で前年同月実績を上回っており、
社員旅行は最近は毎年海外旅行。
スタッフさんも人間的に素晴らしい思いやりを感じる方々に
成長されています。

久しぶりに「こうありたい」と憧れるお店を見ました。
青森産にんにくやらっきょうのたまり漬けは、
もちろん我が家のご飯のおともに加わっています(^-^)


→ 上澤梅太郎商店さんはこちら

2010年09月06日(月)更新

日光のネット界は静かに熱い。

グルメミートワールド様

先週、生まれて初めて日光を訪問。
弊社ネットショップ勉強会OSMCでも
最も古い会員様の一人である
グルメミートワールドさんをお訪ねしました。

田村さんは10年くらい前の大阪市のうりうり教習所
アドバンスコースの1期生として、毎月日光から
大阪に通っていただいていました。
今や栃木県を背負って立つショップ。本当に嬉しいです。


グルメミートワールド様社内

田村さんの柔和な人柄でもって
ご両親、奥様、妹の伊藤さんを中心にした
一致団結したチームで運営されています。

実は田村さんは5年くらい前からシステム構築に苦労されていて
「いつ見に行けますか?」「いや、もうちょっと。。。」
という状態が続いていました。

まだまだ未完成とおっしゃいますがようやく
考えているシステムができあがりつつあるようです。


システム

詳しくはお見せできませんが、ブラウザでサイト構築や
受注管理ができるのはもちろんのこと、
注文時に重量が決まっていない「不定貫」に対応するシステムは
ジビエを扱う肉屋さんならでは。

また在庫数管理と同時に自社の倉庫に対応した
在庫場所も管理しておくことで、アマゾンのように
倉庫の住所番地でのピッキングがスムーズに行えます。

他にも常温・冷蔵・冷凍の温度帯管理などの
様々な工夫を見るにつけ、今後チームで運営する
ネットショップは、最も難しい投資と言われる
システム投資に向けて資金力をつけておく必要あり、
とイメージできました。


生ハム

生ハムって見た目よりずっしりと重たい!

あ、そうそう、久しぶりに私をご覧いただく方、
私は前回のブログ更新時より体質改善により13キロほど減量しています(^-^)
服のサイズはLLからMになりました。


チョリソー

チョリソーってこんなに太かったんだ?


イベリコ豚ベーコン

でた、イベリコ豚のベーコン。
切り口はほとんど脂肪?!
しかし、脂肪がうまいというのはもちろんいい豚。


日光東照宮

日光東照宮の見物にも連れていってもらいました。


Web日光のメンバーさん

夜はWeb日光の皆様13名と交流会!

レストランのPCを使って全員の事業に対してコメント。
皆さん週2回集まって夜明けまでやっているという
全国でもまれに見る熱心な会です。

県から助成金も得て法人化するというということ。
ネットショップ地域勉強会として大注目です。
«前へ 次へ»