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2008年05月03日(土)更新

ターゲティングとノンターゲティング その2

グリコ
グリコの道頓堀のネオンサインは1998年点灯の5代目で、
空の部分は2分7秒かけて昼、夕焼け、星空と変化していくのですが、
この記事の内容とは全然関係ありません(笑)
(Wikipediaとグリコホームページより)



それにしてもまた「写真を撮っている人を撮って」いますね。。。


ターゲティングとノンターゲティング その1の続きです。


日経BP社の記者さんと、勢いがあった時期のソニーの話に及んで
「そのころに取材をしたが、彼らはノンターゲティングと言っていた」
ということでした。

ターゲットを絞らない方が何故輝いていたのか?


ネットの創世記、ターゲット自体が存在しませんでした。
誰もネット通販など周囲でやっていなかったのです。

ただ、将来こうなって欲しいという信念に基づいて
みんながECマーケットを創っていこうとしていました。
そしてみんなが輝いていました。


これは「自分の信念に基づいて、創りたい世界を創る」ということですね。


こんなものがあったら便利だ。
こんな方法があったら素晴らしい。
こんな世界だったら人生楽しい。


「新しい世界を創る」ということの前では
ターゲットという言葉は存在しないのです。


「消費者は5年後の車に対する答えは持たない」とは
カルロス・ゴーン氏の言葉ということです。

ならば、5年後の夢の商品は我々が創るしかない!


マーケティング、ターゲティングで語れる場所は「既存の世界」。
「これから創造する世界」では、既存の世界の理論は
役に立たないことはないが、とらわれない方がうまくいく。

既存の世界だけでやっていると、永遠にナンバーワンにはならないし、
モチベーションが下がる。しかし何とか食えるようにはできるかも知れない。

創造の世界だけでやっていると、食うのがなかなか難しい。
しかし、モチベーションは最高だし、ナンバーワンになる可能性を秘めている。

事業はこのバランスと見ることもできます。

ECショップの規模が大きくなって、
以前は世界創造でガンガン進んできた人が、
今は両者のバランスに悩むことが多くなっているようです。

しかし、パイオニア精神は絶対に持ち続けよう!
パイオニア精神を持てる環境を常に創ろう!
既存の商品にあぐらをかかず、研究開発を常にしよう!


これだけは、多くのECショップの皆さんにお伝えして
自分にも言い聞かせていこうと思っています。
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