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2011年03月14日(月)更新

弊社の東日本大震災に対する行動指針

株式会社こきょうの森本繁生です。

現在ネットショップ全国会員制勉強会
オンラインショップマスターズクラブでは、

ネット商人としてこれまで以上に
しっかりお客様の価値を創造して営業していこう!
そして世界中に勇気を与えよう!という機運が高まっており、
本当に参加されている会員様に感謝しております。

我々が元気に営業することによって世界中に勇気を与えます!


今回の地震に際し、ようやくネットを使う者として
どんなことができそうかが自分なりにまとめられてきました。
それを弊社の行動指針としてまとめてみました。

それぞれにお立場と得意なことがあられると思いますので
これはあくまで弊社の行動指針であり、押し付けではありません。
しかし、ここをご覧の方はネットが得意な方が多いと思われるので
何らかの参考になればと考えて投稿させていただきます。


☆株式会社こきょう 東日本大震災に対する行動指針
ver1.0 2011.03.14 (随時改善更新)


【大方針】

ネットで生きているものとして
ネット情報を最適に活用することによって
ひとりでも多くの命を救い、
被災者・救援関係者の方を助ける

そのために

・「一次情報」の収集と活用に努める
・必要な情報発信と共有に世界の協力を仰ぐ
・情報と物とお金が「実際に少しでも早く届く」手段を見極める


【ネットのメリット】

・世界中の全体像を見渡せる
・当事者の直接の発信情報が素早く手に入る
・繋がってさえいれば、被災者・救援関係者の方が
必要とする情報を最も早く届けられる


【そのための行動】

■一次情報の収集に努め、被災者が必要な情報を発信する
噂・事実が確認されていない情報は再配信しない

可能なかぎり、一次情報つまり被災者や救援当事者が
直接発信する情報を収集する。

・現地から発信されている情報を集めた例
被災地での給水・炊き出し・物資情報共有

それらを被災者に負担をかけない形で発信する。
現在協力できそうなことは

・安否情報
・下記に記載する早期実効性のある支援情報
・その他、早期に伝達が必要な情報
・これらをサーバーダウンが起きにくく携帯でも見やすい
GoogleやFacebookなどの手段で発信


■早期実効性のある(届く)支援を行う

寄付・物資支援は非常に貴重です。
しかしそれも被災者に必要なものが
早く届かないと意味がありません。

特に物資は余計なものを送ると必要なものを
保管する場所を邪魔したり、処分に大変な労力と
お金がかかり、第二の災害を引き起こす可能性があります。

第二の災害(Wikipedia)


また、寄付や支援が一箇所に集中すると業務がたまり
結局は届くのに時間がかかるため、複数の信頼できる
機関に分散して委ねるのが得策です。

常に「実際に届ける」ことが出来ているプロフェッショナルか、
信頼に足る機関かをウォッチしながら支援方法を
まとめていきたいと思います。

☆(寄付)お金を届けられる機関の例

クレジットカード決済も良いですが現金化に時間がかかる。
すぐに現金化できる銀行振込が推奨されます。

・ジャパンネット銀行
http://www.japannetbank.co.jp/news/general2011/110312.html

・ADRA JAPAn
http://www.adrajpn.org/

・ジャパン・プラットフォーム
http://www.japanplatform.org/top.html


☆物資を届けられる

現在、情報を収集中です。
宅配便も停止しておりますので
必要なインフラを阻害しないためにも
個人よりも都道府県などでのまとめての
支援がベターと考えます。


■冷静な海外情報源を活用する場合もある。

原発の爆発事故の映像を最初に流したのはBBCと思われます
(日本のテレビ配信よりも3~4時間早い)

BBS
http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-pacific-12726297

CNN
http://news.blogs.cnn.com/category/world/japan/2011-tsunami/


これから弊社勉強会の準備をして仕事をしっかりこなすとともに
大震災関係の情報発信サイトの制作にもとりかかります。


株式会社こきょう 代表取締役
森本繁生

2011年02月25日(金)更新

Evernoteで紙の講義録がゼロに

evernote
検索をかけると、画像の中の文字も認識してしまう!


最近、手放せない!という方が多くなった
クラウド式のノート(写真メモ、動画メモ)Evernote
無料でもほぼ不自由ない機能ですが、あまりの便利さに
私は最近有料プレミアムアカウントにアップグレードしました。

最近の私のコミュニティやブログの文章は
全てEvernoteに書いており、
Macから書いた文章を「同期」ボタンを押して
Evernoteのサーバーにアップ。

あとは外出先からMacでもWindowsでもiPhoneでも
Evernoteのアプリやウェブサイトで全てのメモが
閲覧・編集可能です。

だからデスクである程度書いておいて、
外出先でちょっと思いついたら修正する、
という作業を繰り返しています。

毎月5ドルのプレミアムアカウントであれば
ローカルにもきちんとデータが残るので
ブログのようにサーバーが飛んだら
手元にデータがない、なんてこともありません。


Evernoteは最近、講義録保存に大活躍しています。

私はそもそもほとんどメモを取る習慣がありません。
話を聞いているときは音声・言葉以上に
表情や雰囲気を大事にしたいからです。

しかし、やっぱり同時にメモを取れたら
「あれ何だったかな?」ということは減るのは事実。

そこで、iPhoneのEvernoteのアプリを起動させて
「スナップショット」でレジメを全部撮ります。
そのままEvernoteのサーバーにアップ。

モバイルで繋がったMacBook Airで同期をすると
その場でプロジェクターに映った文字を
認識・検索対象にしてくれるメモができあがります。

あとは自分の「気づき」を書き足して
「◯◯セミナー」などとメモをまとめて
タグ付けしておけばOK。


デジカメからも、無線通信に対応したSDカード、
Eye-fiを使えば、撮った写真を次々に
Evernoteにアップできます。

Pro X2のカードなら無線LANがないところでもアドホック接続で
直接無線でノートPCに落とせるようになっています。


同じセミナーを受けるならば、
その効果を最大限にしたいものですね。
またEvernote回りのことは書いていきます。


2011年01月23日(日)更新

MacBook Pro 15inch をSSDに換装計画

MacBookたち

起動10秒のMacBook Airを使ってから、
自宅のデスクトップで使っているMacBook Proが
どうにもモッサリとしていてたまらなくなってきたので
こちらもSSDに換装する計画を断行。

この記事を参考に

・現在の320GBのHDD → 160GBのSSDに換装
・DVDドライブを取り外して「OptiBay」を装着、
 ここに750GBのHDDをセット

システムはSSDに入れて、
iPhotoやiTunesなどのデータはHDDに入れる予定。
さて、デスクトップも無事に快適10秒起動となるか?

2011年01月18日(火)更新

ある中華料理屋さんの速さの秘密

中華料理店にて


昨日、中華料理屋のOさんと話していました。


私:「年末年始は料理人さんが倒れて大変だったようですね。」
O:「はい、1人いないと休みがなくなりますからね。」

私:「何人でやっているのですか?」
O:「5人です。人の補充はうちは結構難しいんですよ。
   他の店とやり方がちょっと違うので、
   昔の料理人は付いてこれない。」

私:「それは他店と違う前衛的な仕組みになっているってこと?」
O:「それほどでもないですが。。。
   普通のレストランは切る、料理する、盛りつけるなどの
   人と場所などが分かれているのですが、
   うちは料理人ひとりひとりが最初から最後までやるんです。」


ちょうど昨日、TOC(制約理論)を学んでいた私はピンと来ました。


私:「へ~! それじゃOさんの店は料理が出てくるのが
   劇的に早いんではないですか?」
O:「はい、他店の3倍の速さです。ランチに3回転しますからね。」

私:「どなたがその仕組みを始めたのですか?」
O:「ウチの親父です。そもそもは厨房が小さいから
   始めたことなんですが。」



一般的にはまとめ作業をやった方が効率的と考えられています。

しかしそれぞれの工程で分業してまとめてやるよりも、
実は一人一人が最初から最後まで連続して作った方が
待ち時間がトータルで短くなり、お客様の前に早く出せる

= 売上・利益が上がって仕事が溜まらない。

その実践が「厨房が小さいから」できたことであれば、
逆に言うと業績を伸ばすには厨房を意識して小さくすればいい
ということになる。

そうすると客席も増えるから更に利益が上がるかも?
ますます面白い。


まとめ作業よりも移動回数を増やすほうが速度は早いということを
科学的に証明しているのがTOC。

このような、今までの思い込みを覆す理論をうまく使って
ネットショップにも多い「仕事が山積み」状態を
少しでも解消出来ればと思います。


2011年01月09日(日)更新

一次情報を丹念に集めながらも

松山城
今日の松山城の空は最高に青かった!


以前から、ネットショップのセミナーで私は

・オリジナルの商品またはサービス
・オリジナルのコンテンツ
・オリジナルのお客様

この3つを持てるように頑張ろう!と言い続けてきました。


自社で開発した商品、あるいは仕入れ商品でも独自のサービスを
付与した商品が、お客様に受け入れられれば強い。

メーカーの説明文をそのまま掲載したような
誰でも書けるコンテンツではなく、
自分の経験と思考で精魂込めて書いた、
撮影したコンテンツは強い。

モールの借り物のお客様ではなく、
自社で集客して出会ってきたお客様を持てると、
そう簡単には潰れない。


そしてそのために「一次情報」を取ろうと言い続けてきました。

・一次情報:自分で見聞きした情報
・二次情報:信頼する方から得られた情報
・三次情報:噂話などソースや根拠がわからない情報

これらを「甲情報」「乙情報」「丙情報」と言う方もいます。
経営の意思決定に使えるのは丙情報までということ。

ネットをきっかけとして自分でその場所に行き、人に会う。
一次情報、二次情報を楽しく継続的にいただけることが
ネットの大きな魅力と私は考えています。


ところでこの一次情報って、考えると案外深いです。
私自身の経験から、自分で見聞きした情報の中には
「確定的客観的事実」と「言葉に出来ない暗黙知」がある。

私は心理学出身なので、

・そこにある現実の大きさと、心に映る大きさは違う

という場面を人よりもよく感じるようです。


例えばある商品が100円でで売られていたとします。
これは確定的客観的事実。

しかし、それが人々の心の中にどのくらいの大きさで
映っているのかは数値化したり言語化したりしにくい。

その商品が何であるか。例えば飲料なのか果物なのかお菓子なのか。
それがどこで売られているのか。デパートなのかコンビニなのか
はたまた屋台なのか。また、その店のどの位置で売られているのか。
それによって心理的大きさは違ってくるはず。

ある程度の測定はできるかも知れませんが、
全ての状況に置いて測定しているヒマは実際にはないはず。
テストマーケティングするにしても資金や時間の限界があるはず。

だからどんなに客観的情報を集めたつもりでも
意思決定の最後の何割かは「直感」「感性」の部分が残るのです。


一次情報を一生懸命集めながら、それだけに固執しすぎることなく。
直感や感性を磨きながら、それに偏ることなく。

こういう境地ってなかなか難しいかも知れませんが
目指す価値はあるなと考えています。


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