大きくする 標準 小さくする

2009年12月13日(日)更新

答えはいつも自分の中にあることを、10年以上証明し続けてきた現実




年間数冊しか本を読まない私ですが、
初めてAmazonでレビューというものを書いた書籍です。


先日のコンサートでもお話ししていただいた岩堀美雪先生とは
昨年の講演でご縁を得て以来よくお会いするようになりました。

私自身もワークショップを主催して岩堀先生に来ていただき
仕事仲間の皆さんとご指導いただいたこともありました。

この書籍でも書かれていた体験談は何度も伺いましたが、
いつ聞いてもその度に「人間の可能性は無限である」ということを
改めて深く実感してしまい、身震いせずには居られません。


これは岩堀先生が
「どんな人にも必ずいいところがある」
と一点の曇りもなく信じて疑わない方であり、

いいところを見つけてあげて、
自分を認めるようにしてあげる、
自分でもいいところを見つけられるようにしてあげる、
ということを使命としておられるからでしょう。


「いけないとはわかっていても子供を叱ってしまう」という親御さん達に対し、
「いけないと気づいていることは素晴らしい、その自分をまず認めてあげよう」
と岩堀先生はおっしゃいます。

本当は「できていないこと」はわずかで、
「できていること」はたくさんあるのに、
ついついできていないことばかりに目が行ってしまう現代人。

まず、この本で岩堀先生のように
たくさんの「できたこと」「いいところ」に気づく視点を持つだけで、
多くの人が一歩踏み出せます。

そして、100円ショップでクリアファイルを1冊買い、
パーソナルポートフォリオを始めることができれば
大きな歩みを踏み出すことができるでしょう。


惜しむらくは、普段岩堀先生がその場面が浮かぶように、紙芝居を語るように、
時には涙しながら語る生徒と親御さんとの体験談が
書籍であるがゆえに平坦にしか伝わらないことですね。

これは書籍の限界で仕方がないことなので、
本を読んで自分自身を見つける鍵があると思った方は
ワークショップや講演の情報を何とか入手されて
一度でも岩堀先生に会いに行かれることをおすすめします。


※森本繁生・(株)こきょうの全ての最新情報はTwitterで
http://twitter.com/KOKYOU

2009年06月08日(月)更新

関西弁訳:ソクラテスの弁明 簡単なことばへの翻訳者の時代




ネットを始めたばかりの30歳の頃、
論語の「七十にして矩を越えず」という言葉を思い出した。

欲望のままに行動しても人の道を外すことはなかった、
という意味だったと思う。七十の時にそうあればいいなと。

しかし最近の私より一世代若い聡明な人達を見ていると、
五十にして矩を越えずになるんじゃない?と思える。
それくらい、哲学者が長年かけてたどり着いたことに
10年や20年早くたどり着きそうな人が多くなっているように思える。


ネットは今まで知ることができなかった情報の洪水をもたらした。
情報の中に溺れてしまう人が大半だが、取捨選択の術を知り、
普遍の法則にいち早く近づく人も確実に増えている。


北口裕康氏翻訳の「関西弁訳、ソクラテスの弁明」を読んだ。

あれほど遠かった文章が、1時間で全て入ってきた。
これからは難しい言葉を簡単な言葉に翻訳する力を
持った人が活躍すると確信した。


「無知の知」という言葉を知ってはいても、かつては
到底その境地に達する人は少なかったように想像するが、

私の周りには「そんなん当たり前やん」と体現して生きている、
私より若い層の人がちらほらと見えてきている。


それだけではない。
ソクラテスはどうやら道ばたでいきなり真実を突きつける
鬱陶しいおっさんであったようだ。

知はあっても広く伝授する方法は持たなかった。
当然、反感を買って多くの人には伝わらない。
己の死を持って後生に伝えるのが最大の術であった。

今、我々はネットをはじめ、外国語を集合知や機械で翻訳したり
メッセージを込めた音楽をダウンロードすることもできる。
アテナイ人にだけではなく、世界中に伝えられる。
伝える手段が段違いである。

そして、分かりやすい言葉への翻訳者という強い味方。


もしかして2000年経ってようやく、
我々はソクラテスから一つ進歩する時が来たのかもしれない。


#もうひとつの、簡単なことばの本を、訳者の奥様が書かれています。

2008年05月31日(土)更新

ガネーシャの気持ちがよくわかる




昨年までは本を年に1冊くらいしか読まなかった私ですが、
今年は思うところあっていろんな本を読むようにしています。

現在、弊社オンラインショップマスターズクラブで話題持ちきりなのが
この「夢をかなえるゾウ」。

冴えないサラリーマンの目の前に突然、
何故か関西弁のインドの神様ガネーシャが現れて、

「で、覚悟できてるのん?」

という調子のふざけたような口調ながら
人生を有意義に生きる真理を語ってくれます。


数多くのガネーシャの教えは本を読んで頂くとして。。。
私が一番共感したのは

「ずっとそばにいたら、経験するのをやめてしまうから
 それは一番やってはならないこと」

という意味のくだり。

これはEC支援事業をやっている身としては
ほぼ毎日のように感じているところです。

EC運営のノウハウを教えることはできるのだけども、
それだけでは絶対にうまくいかない。

もう一度言いますが「絶対に」うまく行きません。

何故なら、教えられたノウハウを教えられたようにだけ
やる人は、教える人がいなくなれば終わりだからです。


我々の仕事は、

「自分でノウハウが編み出せるようにお手伝いする」

ことが理想です。


セミナーや勉強会をやっている人がこういうのも何ですが、
セミナーや勉強会ばかりに行っていてはいけませんよ(笑)

我々はそんな人を「セミナージプシー」と呼んじゃっています。


自分で経験とノウハウを作るにはどうするか。
これを是非「夢をかなえるゾウ」でヒントをつかんでもらいたいものです。


会社概要

創業:1997年6月1日 正社員2名 詳細は会社サイトで

詳細へ

個人プロフィール

 人の可能性をその人よりも深く信じています。 ネットを通じて人の可能性を最大化することが大きな喜びです。1966年4月4日 大阪市生まれ。1990年      京都大学教育学部教育心理学科卒。1996年9月    個人ページ「電脳乞食 Internet Beggar」が日経ネットナビ         ...

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