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2009年04月12日(日)更新

レオナルド・ダ・ヴィンチのレベルで伝えたい。

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院
最後の晩餐がある、ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院。


ウェブサイトも伝えてナンボ。
最近は言葉以外で暗黙知をいかに伝えるか、
ということに興味を持っています。


滑走路Eの東京懇親会の後、ホテルに帰ったら
「美の巨人たち」という番組で、

先日イタリアに行ったときに苦労して予約して鑑賞した
レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」を
特集していました。

最後の晩餐の絵はこちら


2回特集の後半でしたが、
どちらの回も私が偶然テレビをつけたその時間、
そのチャンネルで見ることができ、
何やら運命めいたものを感じました。

ここの番組の内容がありますが。。。 
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/data/090411/

ここの「テーブルの上に並べられたパンは何故一直線なのか」
の理由が語られていました。




答えは。。。



 
実はこれは弟子達の手の位置と共に
「音符」を描いている楽譜だったのです。
再現して演奏すると場に相応しい荘厳な音楽が流れる。

さらにその音符を線でつなげると、ヘブライ語で
「聖別と栄光あれ 」という文字が現れる。

この壁画には、絵画のテクニックだけに止まらない
音楽や幾何学などさまざまな技巧が盛り込まれていると言います。


これらは鑑賞する人の意識には上ってこないけども
恐らく無意識にこれらの暗黙知メッセージを感じているはず。
だから単なる絵画以上に引きつけられてしまうのでしょう。

ウェブサイトをそのレベルにまで引き上げてみたい、
と感じてしまいました。